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ボイストレーニング基本編 ② 印刷

「呼吸法」は歌を歌う事には欠かせない練習ですが、前回に説明しました腹式呼吸のトレーニングの続きです。
前回、呼吸について順を追って練習してきました。
腹式呼吸が一体どんなものなのか、少しずつ体感する事が出来たら、次のステップへ進みましょう。

呼吸法の基礎練習とあまり変わりませんが、ブレスを極限まで出したり取り込んだりする練習をしましょう。
①「もうお腹に少しの空気も残っていない!」という所まで出しきるイメージで息を吐き出す。
②お腹を風船に見立ててギリギリの所まで息をたっぷり吸い込んでいく。

といったトレーニングです。
いつも通りの楽な呼吸をしていては、ブレスの量はいつまでたっても増えないのです。
この練習法は、劇団員の発声練習に応用されていますので折り紙付きですよ。

このトレーニングにはコツがあります。
下半身に重心をおきますので、足元は肩幅程度に開きましょう。
歯と歯の間から息が漏れる様な感じで、お腹にある空気を「スーー」っと全て吐き出します。
お腹の中の空気が残らない様なイメージですが、やり過ぎると酸欠を起こしますから注意して下さい。
最後の一滴まで絞り出す様に細く長く続けて下さい。

ブレスを出しきったら、今度は一瞬で息を吸い込みます。
お腹にブレスが入りやすくなりますので、出来れば鼻呼吸でやってみましょう。
空っぽになったお腹の中に、空気を出来るだけたくさん取り込みます。
下腹部だけでなく腰周りにも浮き袋がくっ付いていて、そこに空気が満たされていく様なイメージを持ってみましょう。
目に見えない部分が多いのでイメージを持ってトライすると、理解しやすくなりますよ。

ブレスを溜め込むタンクの様な物がお腹の中にあるとすれば、このトレーニング法で少しずつタンクの容量が増えていくのです。
そうなれば声に余裕ができ、ブレスを自由自在にコントロールする事ができます。
しかし極限の呼吸法は、酸欠を起こしやすくなりますので続けて練習せずに、必ず間隔をあけてやりましょう。
 

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