| 練習量 |
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ピアノで目標の曲を練習した場合、どの程度の期間で弾ける様になるのか、その目安を見て参りましょう。これはやはり曲のレヴェルが上がる程、必然的にピアノの練習量は増えて来ます。その楽曲のレヴェルの対する練習量の基準は、初級なら1時間、中級なら2時間、上級なら3時間、と言った所でしょうか。従って練習量がこの時間を下回る場合、その時点でアウトだと解釈して下さい。とは言え毎日これだけの練習時間を確保するのは、諸般の事情により難しい場合が多々あるものです。 こんな時は練習の分量が少ない分、練習効率を向上させると補う事も可能なのです。これには先ず練習に対する集中力、これが最も大切であると考えましょう。次に大切なのは、優れた教材かも知れません。例えば主要五教科の受験勉強等で、ピアノの練習時間とレッスン回数を大幅に減らす場合、「この一曲を毎日弾き続けるだけで、今迄身に着けた技術が落ちないで保たれる。」とはまるで笑い話ですが、こんな曲が本当に存在するのです。そこでこんな事情がある人は、先生に選曲をお願いされる様にお勧めします。 その上で重要な事柄は、レッスンを受けたらその日の間に自宅で復習をするという習慣です。これは当然の様ですが音が出る以上は、そう簡単には出来ない人が多いのです。特に自宅で練習する際には、大きな問題となって立ちはだかります。 例えば自宅でアコースティック(電子装置を持たない、自分で音色が作れる、昔からある本物の)ピアノを使用して練習したければ、防音室でもない限りは近所迷惑が気掛かりで、都合の良い時間帯に思う存分練習する事が不可能です。これでは勤めから帰宅して夜間に練習したくても、近所から入る苦情を予想すると二の足を踏んでしまうからです。この様に練習する気持ちがあるのに出来ない事情があれば、それはピアノの上達を妨げる要因となります。 こんな時に止む無く活用したいのが、電子(デジタル)ピアノなのです。この電子ピアノならば、ヘッドフォンを使用すると音声が外部へ漏れない構造ですから、自由な時間帯に練習する事が可能なのです。事実、自宅にピアノを持つ人でも、昼間はピアノ、夜間は電子ピアノ、と使い分けて練習する人が実在します。 とは言え電子ピアノの場合は、音色に生命が宿らないから旋律が歌わせられませんし、鍵盤が柔らか過ぎるから指の鍛錬になりにくいですし、ペダルの具合にも違和感が在りますから、どの程度ピアノの代用が出来るか疑問符は付きます。 これは参考までに申し添えますが、音楽に生命を吹き込む秘訣は、一本のメロディーの中での音色の変化の連続であり、これが可能な楽器はアコースティックだけです。従ってデジタル楽器がどれ程多彩な音色を内臓させたところで、それが一本のメロディーの中での音色の変化の連続に反映させられない以上は、生命を吹き込む事は不可能なのです。と言う訳で、止むを得ずデジタル楽器を使用せざるを得ない場合には、このデジタルが持つ限界は予め理解しておいて下さい。 そこで電子ピアノを使用する際には、音量を小さくしないでむしろ大きくして、アコースティックピアノに近い音で練習する方が良い、という説が在ります。ところがその一方で、耳を傷める事例が紹介されており、ヘッドフォンから耳で聞く音は弱音の方が良い、という説も在るのです。 又、タッチの調整が可能なタイプの製品であれば、「一番軽く」しておくと何故かピアノに似た状態で弾く事が可能だそうです。要はデジタルピアノでも工夫次第で、アコースティックピアノに限りなく近い形で、練習する事が可能なのです。 |
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