| 楽譜の定義 |
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楽譜とは音楽を記録する目的で発明された、五線に音符や休符や楽語等の記号を乗せた物です。一般的にはこの楽譜は紙に印刷若しくは手書きされる為か、「譜面」や「譜」という名称で呼ばれる場合も在ります。 そしてこの形状を持つ楽譜は、西洋音楽由来の物に間違いなく、これこそが公的に通用する唯一の楽譜に他なりません。更にはこの西洋音楽由来の楽譜は、演奏形態によって何種類にも分類されています。特に、管弦楽や吹奏楽から、ピアノ用、ボーカル用、指揮者用に至るまで、楽譜には演奏形態によって、実に様々な種類が存在するのです。 と言う訳で、現在でも通常使用されているこの西洋音楽由来の楽譜が、「五線譜」とも呼ばれるのは聞いた事がお在りでしょう。従ってこの五線譜に使用される記号は、殆ど使用されない名称ですが五線譜記号と呼ばれているのです。 それにしても五線譜を発明した人は、天才ではないかと皆さんは思いませんか?何故なら敢えて数学的な表現をすれば、五線とは音高軸と時間軸から成り立ち、五線譜記号とはグラフ状に書かれるからです。実際には五線には、左端に音部記号と調号と拍子記号が、全体に音符や休符や臨時記号等が書かれています。この他には文字を変化させたマーク、イタリア語やドイツ語等の言葉が記されます。 ところが現実には、地球上の至る所に歴史上の様々な局面で、西洋音楽由来とは全く異なる、数多くの種類の楽譜が実在して来たのです。それにも拘らず何故、西洋音楽由来の楽譜が一般的な存在となったのでしょうか? 当然の事ながら楽譜とは本来、朗読を目的には作成された物ではなく、ピアノ等の楽器や声楽等の演奏を目的として作成されている訳です。ところが音楽を記録する目的だけであれば、録音する方法を選択すれば簡単に実現が可能です。 ところが楽譜に記せばどうした訳か、演奏の微妙な表現までの指示が可能なので、極めて効率的な手段となるのです。 何故なら実際には録音すると、演奏の記録に過ぎなくなる傾向があるのです。それでは何故録音すると、音楽ではなく演奏の記録になってしまうのか、皆さんはお解りでしょうか?それはその演奏者の個性がそのまま、音楽の骨格即ち音の構成に乗せられてしまうからです。但し、コンピュータに演奏させて録音すると、演奏者の個性を除いて音の構成だけが保存出来る筈ですから、例外は一応あるとはしましょう。 ところが音楽を楽譜に記録する方法を用いれば、この演奏者の個性を除いて音の構成だけを保存する行為が可能になる訳です。更にはこの方法によれば、ある箇所を演奏している最中に、別な箇所の音楽を読む事さえ可能になるのです。この様に演奏する段階で楽譜を使用すれば、数多くの留意事項を加味しながら、音楽を視覚的に把握する事が可能となるのです。結果的に視覚的に把握する限りに於いて、音楽の骨格だけもイメージ出来れば、演奏の個性もイメージ出来てと、音楽の数分後が先に読めてと、聴覚だけでは不可能な事が可能となるのです。 それ故に記譜とは、誰が見ても視覚的に理解出来るという利点では、録音とは又違った意義を持つ音の記録方法になるのです。この楽譜に記載された事が決定的な理由となり、生命力が盛んであった往時のヨーロッパのクラシック音楽が、現代は形骸化したにも拘らず世界中に普及したとも言えるのです。これはある意味で、記譜という高度な文化が招いた、皮肉な結果と言えるかも知れません。言い換えればそれ程までに、時代の違いと国籍の壁を超えて、音楽を後世に世界中に伝える為には、記譜とは録音よりも優れた方法なのかも知れないのです。 |
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