音楽ピアノ教室の ミュージック.jp

大きく 小さく リセット

自分の動きが音になる情操教育 印刷

ここでは赤ん坊や子供を対象とした楽器を、一緒に考えてみましょう。
でも赤ん坊の頃は、楽器というよりも音が出る玩具と表現するべきでしょうか。
特に人間の場合は生まれた直後から耳が聞こえますから、音のする玩具には非常に興味を持つものです。
ですから、赤ちゃん向けの玩具とは、音が鳴るタイプが多くなるのです。

やはり押さえたり振ったりすると音が出る玩具は、赤ん坊が自分の体の動かし方と道具の使い方を習得していく上で、極めて重要な体験となるのではありませんか。
例えばメリーゴーラウンドの様に、何もしなくても音楽が鳴って動く玩具もありますが、それよりは自分のアクションが音になるという仕組みの方が、情操教育の観点からは望ましい刺激を与えると推察されます。

もう少し大きくなった頃には、楽器を模倣した玩具が多くなってくるもので、例えばマラカスや太鼓等がそれに当たります。
子供がマラカスを振り回したり、太鼓が割れるまで叩いたり、こんな体験は何処でもあるものです。
この場合子供対象である以上は、何よりも丈夫であることが肝要です。
従って玩具にされたマラカスや太鼓に関しては、音楽の為の楽器として捉える必要は無いと言えそうです。

同様にカスタネットや木琴等がありますが、これ等はれっきとした楽器なものの、それでも玩具売り場には、多数並んでいます。

ところでドレミファソラシドという音階を初めて自分で弾くには、どの様な楽器が相応しいのでしょうか。
よく「絶対音感は3歳迄に養われなければ身に着かない。」という話を耳にします。
然しながら絶対音感とは、飽くまでも絶対的な音の高さの記憶の感覚に過ぎませんから、メロディーやハーモニーやリズムやフレージング等を聴き分けるという真に音楽的に教養のある耳の感覚とは異なり、必ずしも身に着ける必要のあるものではありません。

それでなくても大半の人にとって、音楽のプロになる気は無いのが普通ですから、玩具の楽器から始めて音楽のプロになるというケースは極めて稀なことでしょう。
この玩具の楽器で音を出すことを心底楽しめれば、それで充分なのではありませんか。
 

googleニュース

Google News