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ピアノの手入れ 印刷

自宅にピアノが搬入されると弾く事ばかりに熱中し、案外重要視されにくい物にピアノのメンテナンスが在ります。ところが実際にはこのメンテナンスこそが、ピアノの最大の重要事項と言えるのです。何故ならこれを怠れば、折角大金をはたいて購入したピアノが短期間で傷んでしまい、使い物にならなくなる危険性すらあるからです。この例で理解出来る通り、ピアノは意外にも繊細な楽器なのです。そこで丹念な手入れをして、長持ちさせる事を心掛けて頂きたいのです。

先ずピアノの手入れで気にかける点は、その設置場所になります。とは言えこの楽器はその巨大なサイズから、置き場所が制限されて来る宿命は致し方ありません。それ故、部屋にピアノを合わせるのではなく、ピアノに部屋を合わせる、この発想の転換が求められるのです。即ちピアノを据え付けるのに最適な場所にするべく、部屋をカスタマイズすれば良いのです。

本来ピアノの置き場所の条件としては、外気の影響を受けにくい場所が挙げられます。これは簡単に表現すれば、風や直射日光が入らない場所です。そこで出来るだけ外壁に面していない場所を、選択する様にして下さい。この場合には、壁の熱の問題も発生します。更には、隣人への配慮という防音の問題が発生します。ともかくこういう置き場所は、運送業者が理想的な場所を提示してくれる場合が多いものです。

何れにせよ壁際にピアノを置くのは、避ける必要があるとは言えます。然しながら現実にはアップライトピアノは壁側に、壁から少し離して置かれるケースが多い様子です。それはそうでしょう、部屋の中央に置かれたアップライトは、幼稚園等ならともかく一般家庭では見た事がありません。この様に部屋の中央に置いても格好良いのはグランドの方であって、アップライトは部屋の端に置かれて初めて絵になるからです。

ところで自宅でピアノを保管する場合は、埃や汚れを出来るだけ付着させない様に気を付けて下さい。従って使用しない時にはカバーを被せ、定期的に乾拭きをする手入れをお勧めします。特に鍵盤は練習すれば手あかで汚れて当たり前なので、時にはポリッシュ等の専用クリームを使用して、拭き掃除をするのがお勧めです。

この種のピアノの清掃は一般家庭ではあまり行なわれない傾向がありますが、楽器店では大事な商品のピアノをピカピカに光らせる為に、毎朝社員総出で拭き掃除をしているのです。

この様に定期的な拭き掃除は大切ですが、この他には練習の前に手洗いの習慣を身に付けるのがお勧め出来ます。
 

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