| バーナム |
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ピアノ学習者の方は、ある程度楽譜の読み方と鍵盤の弾き方に慣れたら、実際の楽譜を使用して読譜に慣れて頂きたいと思います。ここで初心者が最初に実力試しする際にお勧め出来る楽譜として、「バーナム」の教則本が挙げられます。この「バーナム」とは簡単に言えば、初心者の為の練習曲になります。何故ならバーナムシリーズの楽譜は、分厚過ぎませんし難解過ぎませんから、初心者に適しているのです。 本来、練習曲は数多くの国で誕生しましたが、このバーナムの練習曲はアメリカ式になります。この傾向は米国に限らず何処の国でも同様ですが、大譜表の中央から開始して次第に外側に拡張する方式が、このバーナムでは採用されています。 そこで今回は初見試奏の入門用の楽譜として、バーナムのピアノテクニックのミニブックを使用します。この初見とはフランス語でデシフラージュと呼び、前以って譜面を見て練習する事無く、初めて見た譜面でその場で直ぐに演奏する事です。そしてこのバーナムのミニブックでは、楽譜に関した簡単な知識の確認をします。 その後にバーナムのピアノテクニックの導入書、これを使用する事になります。実は先程のミニブックとこの導入書、これが初見試奏の試験に使用される1セットになるのです。従って導入書では意図的に複雑な楽譜が登場して、途方に暮れた時に自分がどう対処するのか、確認する目的で作成されているのです。 以上は双方共に薄い楽譜ですから、成人でも幼い子供でも初心者が、「やってみよう」と意欲的になれる楽譜なのです。やはり間違っても大丈夫なのであって、楽譜に慣れて行く事が先決になるのです。そこで不安に思わないで、音符に親しんで欲しいのです。 因みに通常のピアノ教室では、大部分の教師は初見を教えません。その理由の筆頭は何と言っても、「指の形も定まらず楽譜も殆ど読めない、この初歩の段階で初見等を体験させては、益々指の形は崩れ楽譜は読み飛ばす事になる。」という教師の判断でしょう。それ故、初見の訓練を受けないまま、ピアノの弾き方を習得する人が大部分になるのです。 然しながら初見試奏が出来ないと、課題曲が在る場合でも曲を覚えない限りは、自力で弾く事が不可能になるのです。更には音符を読むのはドレミに置き換える事だと勘違いして、リズムは勘に頼る事になってしまうのです。 従って早く上達したいと願うのであれば、初心者の頃から充分な初見能力を体得している必要が在ります。特に初見が出来る人であれば、前述の2冊は1週間で弾き切る芸当が可能になるのです。 |
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