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近代と現代のピアノ 印刷

18世紀即ち1700年代は、ピアノと共に歩んだ時代と称しても差し支えない位、ピアノの普及と進化が急であったとされています。

先ずクリストフォリが発明したピアノは、その弟子のジルベルマンによって更なる進化を遂げます。その進んだピアノを紹介され、たちまちピアノに没頭したのが、あのドイツの大音楽家のバッハです。意外にも知られていませんが、実際にはバッハの登場によって、ピアノは楽器として急速にメジャーな(主要な・一流の)存在となったのです。

その後1770年代も中盤に差し掛かると、チェンバロ製作者のスタインが独創的な技法を駆使して、ピアノを更に進化させます。そのピアノを聴いて感激のあまり、ピアノ演奏用に入手したのが、あの有名なモーツァルトです。因みにモーツァルトは、そのピアノを愛用して晩年まで手離さなかったと伝えられます。

こうした偉大な音楽家から愛された経緯があり、ドイツに於いては楽器としてのピアノは急速に普及したのです。更に時代が下るとピアノは、ヨーロッパ諸国、中でもイギリスやフランスで脚光を浴びます。特に1700年代後半に興った産業革命、フランス革命等を契機として、一般民衆の中からもブルジョアと呼ばれる富裕層が現われる様になりました。するとピアノは貴族や上流階級の人々のみならず、一般の階層へも普及を始めたのです。

その後のピアノは、時代の進化に伴ってその構造を変化させて行きます。とは言え既に完成された音色自体には進化の余地がなく、遂に19世紀即ち1800年代には現在のピアノが現われ、ここでピアノは完成した姿となるのです。

その後は我が国に於いては、1887年に日本楽器の「ヤマハ」(YAMAHA)が登場してから、ピアノは一般庶民に爆発的な普及を始めました。更には1927年に河合楽器製作所「カワイ」が誕生する等、様々なピアノ製作会社が産声を上げました。こうした経緯を経て「楽器の王様」ピアノは、我が国の人々の音楽の中へ浸透するに至ったのです。
 

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