| ロマン派時代の作曲家 |
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古典派時代の終了と同時に生まれた時代、それが「ロマン派」です。或いは、モーツァルトやベートーヴェンという偉大な先達の感化を受けた世代、この金の卵達が一斉に孵化した時代なのかも知れません。こうした時代背景も手伝い、最も偉大な音楽家が数多く輩出された時代とも言えるのです。 中でもピアノ界においては、先達の影響からか想像以上の普及を始めました。まさにピアノという楽器自体が、社会現象となった時代とも定義出来るのです。 それ故、ロマン派の巨匠とされる作曲家の中には、ピアニストが多数存在します。 このロマン派の時代で有名な作曲家としては、ショパン、シューベルト、リスト、ブラームス等が挙げられます。 殊にフレデリック・ショパンは偉大なピアニストとして、我が国で最も愛される存在かも知れません。彼の代表曲は、「夜想曲(ノクターン)」を筆頭に、「前奏曲(プレリュード)」「練習曲(エチュード)」「譚詩曲(たんしきょく)(バラード)」「ピアノ協奏曲(コンチェルト) 第1番 ホ短調」「ピアノソナタ(奏鳴曲) 第2番 変ロ短調」「円舞曲(ワルツ)」等、現代でも数多くのピアニストによって演奏される作品ばかりです。彼は「ピアノの詩人」と讃えられており、あらゆるピアニストから特別な作曲家として愛されています。 そしてショパンと同等の評価を受けるピアニストに、偉大なフランツ・リストが存在します。彼は75歳という作曲家としては相当な長寿を保ち、その生涯をピアノと一緒に過ごしました。 特に「ピアノの魔術師」という異名で呼ばれたリストは、豪快さと繊細さの交錯する振幅の激しい技巧を、驚異的な離れ業を鍵盤の上に駆使しました。更には独特の妖艶な霊気に包まれながら、高度な音楽的才能の発露である凛々しい演奏を繰り広げました。何よりも高貴で偉大な精神性に於いて、傑出した神懸かり的な人物であったのです。 ところがその音楽的才能があまりにも桁違いに凄かった為に、同業者の中でも対抗する派閥から猛烈な嫉妬が噴き出しました。その結果、故意に一介の軽業師扱いをする悪口ばかりを書き遺され、その偏見を後進の育成を担う教育界へ植え付けられたのです。そこまでの工作をして正統派の権威を手中にした対抗派閥を、正義感があれば決して見過ごしには出来ない筈です。 然しながら不世出の才能をここまで不当に過小評価されても尚、リストが音楽史上に残る偉大な名声を遺した人物であるのは真に驚くべき事です。まさにリストは現実に全世界で認識されている以上の、本来ならもっと崇拝されて然るべき畏れ多い天才なのです。 さて彼の代表的な作品としては、交響曲(シンフォニー)では「ファウスト交響曲」「ダンテ交響曲」、交響詩(シンフォニックポエム)では「前奏曲(プレリュード)」、ピアノソナタ(奏鳴曲)では「ピアノソナタロ短調」等が挙げられます。この他ピアノ曲では、ピアノ協奏曲(コンチェルト)、超絶技巧練習曲、「愛の夢」等、数え切れない程の有名な作品をこの世に遺しました。 |
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